東村アキコ問題には「青年誌目利き過ぎ」ってのと同時に「女性誌実力作家余り過ぎ(特に集英社白泉社)」ってのが根っこにあって、だから女性誌→青年誌以上に女性誌女性誌みたいな流出はある。ぶ〜けなんて稚野鳥子逢坂みえこおかざき真里・園川由美・もりひのと・なかはら桃太と一時期激しかったし(でもむしろ猫山宮緒のほうが衝撃的だったかも)。その辺りってアフタヌーンの「四季賞作家流出し過ぎ」問題ってのとも重なって見えたり。
自社ブランド作家を育てずに他誌や同人から(コミティア問題! 小樹藍りんとか好きだった(いや小樹藍はたぶん普通に応募してデビューしたんだと思うけど)。松野唯は今だったらエールかシルフに行ってそうだなあ)ハンティングばかり、ってのは思いがけず今の雇用問題とかぶってせつない。海月志穂子征矢友花・しげまつ貴子以来のプリンセス生え抜き作家単行本化はいつになるんだろう…。(予想外にショートに行った元田桃が予想外に単行本出したけど)
あともはや東村問題というより黒娜さかき問題の気が。BL→少女漫画(flowersに草間さかえ載ったりプリンセスに星野リリィ載ったり)からBL→青年誌へ。そういえば、BL出身でアフタヌーン出身でコミティア出身の作家に覚えがある…。
個人的には昔ほど東村問題にピリピリしてなくて、それは「あ、結局どこ行っても少女漫画描くんだー」という信頼感があるから。むしろ少女漫画側による侵略?