コスメ基本(1)

男子一般でどうなのかは分からないんですが、少なくとも僕の場合、「化粧」がどういう原理のもとに働いているのか分かっていませんでした。つまり、なんとなく化粧品を使ってなんとなく化粧をするとなんとなく美しく見える、という理解の仕方だったのです(これは女性には驚くことかもしれないですが。たぶん、よくオフィスとかにいる「社会人ならちゃんと化粧しなきゃ」とかのたまいだす中年男性も同じような認識なのだと思います)。なぜ化粧をすると美しくなるのか? そういう根本原理を得たのは『コスメの魔法』と各種女性誌を読んでの半端な知識からです。
以下は自分用まとめ。
まず化粧品には「基礎化粧品」と「メイク用品」があります(ヘア・ネイル・ボディケア、フレグランスは除きます)。前者はとりあえず置いておくとして、後者に属する各種用品が何を目的にした機能をしているかというと、おおまかに次の4つだと思います。

  1. 目を大きく見せる
  2. 肌を美しく見せる
  3. 唇をきれいに見せる
  4. 顔の各パーツをバランス良く見せる

逆に言うと、目が大きくて肌が美しく、唇が適度なポイントとなって顔のパーツがバランス良く見える人が「美人」として見えることになります(あくまで簡単にいうとですが)。細かな機能はまた後で述べますが、例えば目の場合、マスカラはまつげを長く反り返らせることで目を大きく錯覚させ、アイシャドウは目に陰影を付けることで目の印象を大きくし、アイライナーは目の輪郭をはっきりと縁取ることで目の印象を強くします。他のアイテムもそれぞれに、錯覚や印象、色彩を変える機能を発揮することでそれぞれ効果を持ちます。
肌についてもう少し詳しく分類すると、肌の美しさはいくつかのポイントがあります(あくまで一般的にで、実際には色々な考え方があります)。「肌の白さ」「肌の均一さ(シミ・そばかすがない)」「肌の質感(肌理、シアー/マットなど?)」「肌の血色」あたりでしょうか。それぞれ、ファンデやコンシーラー、チークなどで補われるものです。また、前述した「基礎化粧品」もほとんどが「肌の美しさを保つ」ためのものです。
とりあえずこのあたりの認識があれば、コスメを漠然とした技術から一歩踏み込んで捉えることができるかなあと。