コスメ基本(3) 化粧品ブランド

化粧品ブランドの分類方法は各種ありますが、とりあえず販売方法で分けてみると4つに分かれると思います。

対面販売は主に百貨店の1Fにある(そういえばなぜどこも1Fに化粧品があるのだろう?ふしぎ)店頭でBA(ビューティーアドバイザー)のカウンセリングを受け、化粧品を選ぶ方法です。それに対し店頭販売はより気軽にコスメを選べる場となります。訪問販売はどちらかというとより年上のブランドに多い。
他の分類方法には「価格帯」と「年齢層」がありますが、店頭販売の場合はより安く、対面販売がよりブランド性が高いのは確かです。それぞれに年齢層によってブランド分けがされています(たとえば資生堂カネボウには年齢層によって各種ブランドがあり、販売・広告戦略も分かれています)。
もう1つの分類方法として、ちょうど小説やファッションにあるように「ジャンル」があるはずですが、やはり非ユーザーにはそのあたりの繋がりや相違が見えにくいのが実際です(アナスイマジョリカマジョルカは近いかな?くらいの認識はあるけど、MARY QUANTってどの辺寄り?と聞かれると分からない)。この辺は後日勉強が進んだら考えてゆきたいと思います。


コスメの魔法』の問題点は、話の舞台を対面販売に限っている所で、女性の中に対面販売自体への不安・拒否感を示している人が少なくない(ファッション誌にも「対面販売は怖くない!」みたいな記事を載せる所もある)状況を掬い取っているとは言いがたい。また訪販や通販にもそれなりの問題があるはずだし、価格差が機能差を本当に反映しているのか?みたいな問題もこの設定では扱いづらい。コスメ業界全体を扱って欲しいというはちょっと望みすぎ?