新刊

sayuk2009-01-23


とくに告知してなかったんですが、Lilmag野中さんの1日カフェイベントに合わせて新刊(無料本)を作ってました。
Lilmagさんの通販で委託させてもらっています。
http://lilmag.org/?pid=11687470


目次
・特集:征矢友花トッペンカムデンへようこそ
 (作品・作家紹介、対談(sayuk+井上)など)
・最前であること/最前であること(id:sayuk:20090119:p1)
・と語る○○先生。(3号に載せたのと同内容)
・新刊/旧刊紹介


こういうミニ手作り本作るのって10年ぶりくらい。10年前は十何工程もあるような本をせっせと作ってた記憶があります。
こないだ、後輩に「いまWebもあるのに何で本作るんですか?」と聞かれて上手く答えられなかったんですが(彼も冬コミ向けに初めて自分編集の本を作っていた)、10年前の自分はたぶん特殊紙の手触りとか、本のギミックとか、それこそトレペの雰囲気とかそういうのを考えてたと思う。
こういう本の作りってでもだんだんと「評論本」とかの領域からは離れていって、かといってデザイン系でもないし(そもそもそんな優れたデザインじゃない)、多分いちばん近いのは「手紙」。


よく考えると同人誌っていう手段はとても不思議で、友達とおしゃべりなりチャットなりすれば消化できるようなものを、わざわざ一度1人になって、PCや紙に孤独に向かうという過程を経てる。出来上がっても、会話と違って言葉のレスポンスがあるとは限らないし、やっぱり手紙、というかボトルメールに近い。
(あと、CLANNADの風子はひとごとではないとはいまだに思う。木彫りヒトデコミュニケーション)