「フルーツバスケット」高屋奈月(2)

ここ数回のフルバの展開はすごく面白いです。(以下ネタバレ)母親を亡くした事故のトラウマを心の隅に追いやっている透くんと、彼女に「お母さんを求めていたんだ」とついに気付いちゃう由希(今さら!ていうか、キョンはともかく彼のほうはいわゆる「男が女性に求めるものは…」の娼婦サイドを求めていると思ってた)。これで歯車の狂いが起こらないほうがおかしいよね? そう考えるとキョンもそれ以外の十二支にも通底するのは母親の不在で、巨大な不在を全部透くんにぶつけちゃった結果彼女は「永遠の笑顔の少女」として在り続けなきゃいけなくなっちゃう。そうすると行き着くのはid:sayuk:20031016#p2で言ったみたいな、透くんが十二支全員冷たく見捨てて旅立っちゃうルート? わくわく。(妄想先走りすぎです。キーワードによると「お茶の間ほのぼの系コミカル学園ラブラブちょっとふしぎ物語」のはずなのに)