オリーブ少女漫画

id:moyu0:20031220#2
http://gameonline.jp/news/2003/12/20001.html(関係ない)
そういえば、かつてのオリーブ少女・オリーブ少年(とされたもの)は「NANA」(的なもの)と対立する所にいたのではなかったのか。Olive誌の「オリーブ少年度チェック*1」には異様な位の「裏原系」への嫌悪があったし、CUTiE COMICに載った『薔薇色のみっちゃん』ISBN:4796621474 はそういう所を残酷に抉っていて、ブルガリアに憧れ、「カメラを持って公園を散策する」のが趣味と語り、好きな言葉は「透明感」で、「神様緒川たまき様」と祈る主人公の姿には苦笑せざるを得なかったはず(でも自分も「神様市川実日子様」って祈ってたよ!)。Oliveがリニューアルし休刊する間に対立軸は薄れていて、id:sayuk:20030920#p2の「非『野ばら』系オリーブ少女の特徴」にはだから例えば「『NANA』が好き」という項目も入れた方がいいのかも。
オリーブ少女(少年)の読んでいた漫画」と「オリーブ少女漫画(家)」は微妙にずれていて、その辺のねじれは「野ばら系」「非野ばら系」みたいな錯誤した認識とも重なる気がする。そしてその両方とも、自分を含むあの時のオリーブ少女(少年)達がほんとうに求めていた「オリーブ漫画」にはついぞならなかったのではないか。(冬野さほのような、希少で幸福な例外を除いて。)
オリーブ少女漫画家」リスト。白倉由美を加えてよいものか。

「少女漫画をいろいろ読み始めてみたい」と言った知り合いに、自分はかつて遠藤さつきの『ガール ミーツ ボーイ』ISBN:4088472810 を貸した気がする。「これ一冊読めばもう少女漫画は読まなくて済む」と言い添えて。結局彼は今も少女漫画を読み始めていない。

*1:id:suitou:20030928#1064743763さんの所にあります。