年始なので、去年読んで良かった少女漫画を挙げてみます。(順不同)


田村由美7SEEDS小学館
今さら! あまりに今さらなので特に書くことない。猫mix(今月単行本出る)は去年の3大「変な漫画」の1つに入るはず。

7SEEDS 11 (フラワーコミックスアルファ)

7SEEDS 11 (フラワーコミックスアルファ)


TONO『カルバニア物語』徳間書店『チキタ★GUGU』朝日ソノラマ
今さら!! 去年は結局TONOのエッセイ以外の漫画全て揃えてしまった。何で今まで読んでこなかったのか不思議。カルバニアとか色々語りたいことがありそうなのに…。チキタの、あのひょうひょうとした絵柄で残酷を描く所にはぞくぞくするものがある。シグルイよりよっぽど残酷なんじゃないか。今度少女漫画読書会では『砂の下の夢』を課題図書としてやります。

カルバニア物語 (11) (キャラコミックス)

カルバニア物語 (11) (キャラコミックス)

チキタ・gugu 7 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)

チキタ・gugu 7 (眠れぬ夜の奇妙な話コミックス)


ふじもとゆうきキラメキ☆銀河町商店街白泉社
恋愛以前の未分化の感情を描くのでは白泉社漫画が一歩抜きん出ているのは確かだけど、それにしても直球すぎる作品。

キラメキ☆銀河町商店街 第4巻 (花とゆめCOMICS)

キラメキ☆銀河町商店街 第4巻 (花とゆめCOMICS)


和泉かねよし『メンズ校』小学館
非モテだとかあのコマだとかがクローズアップされがちだけど、至極まっとうにラブストーリィしてると思う。『乙男』を読まなくても、乙女ちっくが今男の子キャラクターの側にあると証明できる作品。

メンズ校 3 (フラワーコミックス)

メンズ校 3 (フラワーコミックス)


シギサワカヤ『九月病』小学館
橘裕『ガッチャガチャ』白泉社
なんか似た系統のような気が。橘裕って森生まさみ岡野史佳に比べて受けが悪いよね。なんでなんだろう

九月病 上 (ジェッツコミックス)

九月病 上 (ジェッツコミックス)

ガッチャガチャ 第7巻 (花とゆめCOMICS)

ガッチャガチャ 第7巻 (花とゆめCOMICS)


円城寺マキ『プライベート・プリンス』小学館
プチコミの若手攻勢は熱い。そして出る新人出る新人がまるで10年選手のような上手さを持っているのがすごい。

プライベート・プリンス 5 (フラワーコミックス)

プライベート・プリンス 5 (フラワーコミックス)


岩本ナオ町でうわさの天狗の子小学館
ここ数作を読んで岩本ナオへの印象は「不思議な感覚」から「得体の知れない」に変わった。『スケルトン〜』での印象は見誤っていたというか、作を追うごとに新しい面を見せていて底知れない。岩本ナオ作品を最初にきちんと分析できた人がおそらく次の少女漫画批評のパイオニアとなるんじゃないか。

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)

町でうわさの天狗の子 1 (フラワーコミックスアルファ)


小玉ユキ『光の海』小学館
誰もが認める今年いちばんの新人。読書会でも扱った(id:sayuk:20070414に)

光の海 (フラワーコミックス)

光の海 (フラワーコミックス)


ろびこ『ボーイ×ミーツ×ガール』講談社
去年はろびこの話ばかりしてた気がする。

ボーイ×ミーツ×ガール (KC デザート)

ボーイ×ミーツ×ガール (KC デザート)


水城せとな放課後保健室秋田書店
今年前半はたぶんこれの話ばかりする気がする。

放課後保健室 9 (プリンセスコミックス)

放課後保健室 9 (プリンセスコミックス)