「friends」文化

http://d.hatena.ne.jp/y_arim/20080415/1208224000
ゴルゴ席って呼び名も懐かしいけど、friendsっていうもっと懐かしいものを思い出した…
まず基本的な知識として、東大教養学部駒場キャンパス)には「情報棟」と呼ばれるコンピュータ棟が2つあって、それぞれ北棟・南棟と呼ばれてた。OSはもちろんUNIX。それでも90年代半ばはネット繋がってるどころかパソコン持ってる学生も少数派で、両棟は昼過ぎから夕方までずっと空き席がないくらいに賑わっていた。
で、学生の8割以上が使ってたんじゃないかってソフトが「friends」。多分学生の1人が作ったソフトだったと思うけどどういう機能かというと、各コンピュータ室の空席状況が見取り図で分かると同時に、友人達の学籍番号をあらかじめ登録しておくと、今どの端末でその人がログインしてるかリアルタイムで分かるという。
何しろPCもネットも普及してなかった頃なので、授業の空き時間潰しの第一候補は情報棟だった(オタクな人は特に)。むしろ人によっては登校→夜まで情報棟→下校だったり。で、PCと同じくらい携帯の普及率も低かった(というか当時はPHSが主流だった)。friendsは半分待ち合わせツールとしても使われてたと思う。下手するとストークもできちゃったり。
閉館時間間際になってふとfriendsを見ると、その部屋は空席か数字しかなかった(friendsは知り合いがログインしてる席はその人の登録番号が表示される)、って笑い話もあった気が。
01年入学の後輩はそんなソフト聞いたことないって言ってたから、90年代後半の駒場にしかなかった(しかも本郷では基本的に使われてないので、教養2年間だけの)独自な文化だったんだと思う。携帯もみんな持ってるし家にPCあるから情報棟に溜まる必要もなくなったし。
そういや駒場アクセスランキングとかもあった。誰が養老を超えられるかランキング。