ジェンダー関係とか

ということは前から考えてたんですが(id:sayuk:19010102のタイトル説明にもあるしね)、id:chidarinn:20030714さんの所によると(以下引用)

Q 三位一体の構造(愛(性愛)、性(生殖)、結婚)のロマンチックラブイデオロギーは解体するか?

A 個々の事象を独立させ、性と結婚には契約が存在するが、愛には契約を介さないとすることによって、解体する、と考えられている

しかし、性愛を制度化しない、独立したものにすることは、むしろ性愛を純化していくことになる。(ロマンチックラブになる。)すなわち、性愛の自由市場化のために”性や結婚を通して”異性に女として選ばれる私”を見出せないので、結局性愛にジェンダーアイデンティティを追求してしまうのだ。

よって、『女の価値は男に選ばれることには無い』というアイデンティティが形成されない限り、ロマンチックラブイデオロギーは壊れない。

とやっぱりこういう恋愛>>性>>結婚の構造はちゃんと問題になってるよう。(というかこちらのサイトはジェンダー話多くて注目です)
70年代りぼん少女漫画は一方で(本来はキリスト教的意味だった語を用いて)「告白」という能動的恋愛コミュニケーション手段を流通させ、また女性の恋愛上価値の社会的な規定に抗して「一途な思いがかなう」というイデオロギーを打ち出した。のだけどもう一方で上に言う「三位一体構造」を踏襲して、それは未だに底の部分に残っている(彼に亡くなった奥さんがいるだけで躊躇するストーリーを見れば分かるでしょう。片思い>>結婚の数直線の一点が汚れるだけで、「一途な思いがかなう」という呪いは効力を失うのだ)。90年代に津田雅美を皮切りにそれは少しずつ崩されてゆくのだけれど、それはまた後日書いてみます。
そういえばこれはコスメに書換えるとまた面白いよね。
Q:コスメ>>(公共的)美>>性愛(を含むコミュニケーション)のコスメティックラブイデオロギーは解体するか?
A:『コスメの価値は男に選ばれることには無い』というアイデンティティが形成されない限り、コスメティックラブイデオロギーは解体しない