コバルト年表?
ライトノベル年表(id:sinden:20030919さん)の関係でid:alisato:20030925さんからリンク戴いたのですが、その中に「コバルト年表」という言葉があったので。コバルト文庫の目録みたいなのに公式(?)年表が付いてた気がするんですが、手元に無いし実家に残ってるかどうか…。
僕の脳内コバルト年表(バカ日本地図みたいな感じで)はこんな感じです。完全に記憶だけで書いてるので名前も年代もてきとーです。
ごく初期(創刊〜78年頃まで?)……「青春を考えるヴィヴィッドな文庫」だった頃。大人は判ってくれなかったり愛と性について考えたり。実体験ものや相談ものや海外事情ものもあり。作家は富島健夫先生をはじめとして、赤松光夫、平岩弓枝(!)など。氷室冴子が孤軍奮闘。(赤羽建美もこの頃?)
ちょっとSF期(80年前後?)……SFブームに乗って。眉村卓とか豊田有恒とか山尾悠子とか。新井素子登場でさらに加熱、大和眞也とか久美沙織とか。
少女小説期(80年代初め〜80年代終わり?)……SF色もファンタジー色も薄い普通のラブストーリー。氷室冴子を筆頭に新井素子、久美沙織、藤本ひとみの四天王。さらに続々と作家登場。島村洋子、山本文緒、図子慧、正本ノン、唯川恵、倉本由布、野原野枝実=桐野夏生。
ファンタジー期(87年〜95年辺り?)……前田珠子登場で発生。若木未生、桑原水菜で隆盛。「炎の蜃気楼」からだんだん歴史もの寄りに(倉本由布、金蓮花、今野緒雪など)。一方で少女小説系はコバルトの外に追い出されるように。
ボーイズラブ期(95年頃から?)……最初はあさぎり夕? 秋月こお? この辺りからはよく判ってないです。ファンタジーとも並存。あとはちょーシリーズ(野梨原花南)とかマリみてとか。
コバルトノベル大賞の歴史はどうなのか、と思って調べてみたらこちら。ってやはりalisatoさんでした。このページの特に「予選通過者名」見ると、かつて(80年代後半頃)のコバルトが男子・女子ライトノベル文化の中でどれだけ重要だったかが感じられます。自分の場合でも、今ライトノベルの新刊チェックしようと思ったり、あるいは作家としてデビューしようと思ったりすればまず電撃文庫を思い浮かべるんですが、この頃はそれがコバルトだったのかなあと。
(追記。id:stella_nf:20030925さんにずっとちゃんとした年表が出来てます。やっぱり80年頃と前田珠子、あさぎり夕(97年だったのか)が転換点みたいですね。自分はコバルトファンタジーってメジャー所以外どうも読めなかったので詳しくないんですが、id:stella_nfさんの方ではずっと詳しく纏められています。)
(なんか部屋を漁ると「まるまる新井素子」と「わくわく谷山浩子(ソノシート付き)」と「まるまる大原まり子」が出てくるんですがどうすれば。)